各種イベントや仮設店舗での販売。その際、必要となるのがPOSレジ。しかし、レジの重さや形状などがまちまちで、運搬するのは容易ではありません。また、展示会やデモストレーションで使用する機材も、多くの移動や出し入れを行うので、頑丈であり且つ、利便性の良いケースが望まれます。このような要望にお応えできるのが、専用設計のハードケースです。
 私どもエム・エス・ジーでは、お任せいただいた大切な商品を、安全にお届けできるよう、起業当初より、運搬に適したハードケースやプラ段(プラスチック製ダンボール箱)の設計/販売をいたしております。
 今回は、設計/販売させていただいたハードケースの作成手順をご紹介いたします。



 商品により。また、ユーザー様により、ハードケースに要望するの内容は様々です。
・「ダンボール2箱分の商品を一纏めにして運びたい」
・「運搬したら、ハードケースをレジ台にたい」
・「重たい商品だから、箱から出さずにデモしたい」

など。運搬だけでなく商品の使用用途や条件を加味した上、ハードケース制作の検討をしてまいります。
また、”ケースの色”や"収納方法”、”各パーツ(鍵付など)”の選定も順次ご相談をしながら設計を行います。
 


  コンセプトが決まったら、次に収納商品の採寸を行います。
商品メーカーからご提供いただける三面図などが有る場合は図面を参照し、全体の大きさや突起物の場所/寸法を計測。ハードケース設計時に必要な個所を想定しながら、事細かに採寸を実施いたします。また、さらに大切なのが商品に付属する各種添付品の採寸です。
場合によっては商品本体以上に大きかったり取り扱いづらい物もありますので、採寸のご依頼を頂ける際は、是非、付属品のご準備もお願い致します。


ここまで来たら、いよいよハードケース図面の制作に入ります。商品重量や寸法により、緩衝材の厚みや大きさ、硬さなどを考慮。緩衝材の大きさやハードケースの外形寸法を割り出していきます。
また、付属品や小物入れ用のトレーを収納する場所も検討。図面に落とし込んでいきます。
そしてもう一つ大切なの事、部材の無駄なく安価で作成することも念頭に置いて設計し、出来上がった図面を、ハードケース制作屋さんに連絡。設計細部のすり合わせと、制作見積の算出をいたします。
ご依頼いただいたユーザー様には、作成した図面と御見積りをご提出させていただきます。価格と内容のご了解をいただき、いよいよハードケースの制作開始です。

図面1
図面2

図面3

図面4


完成したハードケースに実機を収納し、細部の確認を行います。
・設計通りに出来ているか?
・商品がしっかりと収まるか?
・予定外の事項が発生していないか?
などを確認いたします。ケース緩衝材の設計はミリ単位ですので、緩衝材のカット寸法が若干ずつ大きいと収まりづらい事が稀にありますので、注意を凝らし確認作業を行います。 
 


無事完成いたしましたら、晴れて御納品です。都内近郊でありましたら、弊社エム・エス・ジーのドライバーがお届けに参りますので、よろしくお願い申し上げます。
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